◼︎アズハル大学総長、フランス人イマームの育成を提案
【カイロ:本紙】
昨日、アズハル大学のアフマド・タイイブ総長は、マニュエル・ヴァルス仏首相と会談し、同仏首相はカイロ訪問を終えた。同訪問では、エジプト・フランス間での治安、軍事上の協力を目的とした宣言に署名がなされ、経済上の合意に加え、エジプトは「ミストラル」級の戦闘機2機の購入契約を済ませた。
同総長は、祖国とフランスとの間に結ばれた関係を称賛し、エジプトとその軍への支援におけるフランスの役割に謝意を表した。また、世界レベルの治安と安定を脅かす現象になったテロとの戦闘において、フランスがエジプトを支持する立場をとったことを評価した。さらに、宗教言説と、近年の情勢に対応することのできる次世代の育成を目的とした教育課程の刷新におけるアズハル大学の取り組み、また「テロ組織ダーイシュや他の武装組織が配信する、イスラーム教に関についての誤った思想を観測するための」外国語による監視体制の設立を取り上げた。
また同総長は、アズハル大学が「過激思想」の危険から若者を守ることに取り組んでおり、まずはフランス人のイマームの育成準備を進め、彼らが現代の課題に立ち向かえるよう教育していると述べた。さらに、「我々の地域で起きていることは、世界的な政策の結果によるものである。また、戦争によって費やされる資金を貧しい人々に対して有効活用することが必要である。彼らは、一部のアラブ諸国における戦争で被害を受けた人々である」と述べた。
(後略)
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( 翻訳者:井上開 )
( 記事ID:38897 )