投票用紙を運ぶ兵士。昨日のギザ裁判所で。(AP)
■「よく慣らされた」国会を保証することで政権は投票率の上昇を見込む
【カイロ:アフマド・ラヒーム】
今日、エジプト議会選挙に向けた第一回投票が始まる。これは、ムハンマド・ムルスィー前大統領の退陣以来最初の、その前任フスニー・ムバーラク大統領の転覆以来2つ目となる議会を成立させるためである。政権は、支援者に偏らない制度が保証されることで、選挙における高投票率の確保に重点を置いている。
今日、第一回実施県の住民を対象に、在外エジプト人の投票が始まる。第一回実施県は、ギザ、ファイユーム、バニ・スウェーフ、ミニヤ、アシュート、ワーディー・ゲディード、ソハーグ、ケナ、ルクソール、アスワン、紅海、アレキサンドリア、ブハイラ、マルサ・マトルーフである。在外エジプト人は139の大使館や領事館で投票を行い、シリア、イエメン、リビア、中央アフリカの4ヶ国では治安上の理由で投票が行われない。
また昨日、第一回投票の選挙結果発表まで続く選挙沈黙期間が始まり、今月26、27日に海外で、27、28日に国内で行われる第一回選挙の決選投票における宣伝が再開される。
国会議員は、個人代表制による448人と、各政党や無所属議員に権利を与える厳正拘束名簿制による120人が投票によって選ばれる。
(後略)
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:長谷川智美 )
( 記事ID:38926 )