シリア:政府軍はイラン、「ヒズブッラー」、ロシアから支援を受け、アレッポを攻撃
2015年10月17日付 al-Hayat 紙
Aleppo
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■政府軍はイラン、「ヒズブッラー」、ロシアから支援を受け、アレッポを攻撃

【ロンドン、ベイルート:本紙、ロイター、AFP】

イランや「ヒズブッラー」要員、ロシアの戦闘機の支援を受けたシリア政府軍は、シリア北部、トルコ国境に近いアレッポ市への攻撃を開始した。これと併行して、シリアの中央部に位置するハマー近郊ではロシアの空爆が行われる中、地上での戦闘が続いている。またブルガリアはシリアへの武器を積載したロシアの軍用機の領空通過を禁止したと報じられた。

また、政府軍の上級情報筋は、数百人の「ヒズブッラー」の戦闘員とイラン軍部隊に支援を受けた攻撃に関して述べ、この攻撃により、一部の地上戦では勝利が得られているとした。そして、「これが期待されていた戦いである」であると付け加えた。また、ロイター通信に対して域内の代表的な二つの情報筋は今週、イランはハマー県での現行の攻撃とアレッポでの攻撃準備を支援するために、シリアへ数千人の兵士を派遣したと述べた。

「シリア人権監視団」は昨日(16日)、以下のように伝えた。「アレッポの南部近郊において、戦闘員グループとイスラーム主義者側、イランとレバノンのヒズブッラーの軍事専門家に支援された政府軍側との間においての衝突が続いている。また、この地域に複数の大隊の援軍が到着した後、各大隊は前進し、サービキーヤ村周辺の各拠点の支配を回復したとの情報がある」。さらに、ロシアの戦闘機はアレッポ西部近郊のハーン・アサルの町周辺地域を空爆し、政府軍はアレッポ南部近郊のハーン・トーマーンやアブティーン周辺、更にはウデイヒー村などの地域を空爆した。と報じた。

更に次のように付言した。「戦闘員部隊はジャバル・アザーン周辺で政府軍の構成員一人を捕虜にした。また、ある情報によれば、戦闘員部隊がウデイヒー村の周辺で政府軍の構成員四人と将校一人を捕虜にしたという。」

また、シリア軍は金曜日(16日)、シリア中央部や北西部における作戦に加えて、新しい地上作戦をアレッポ南部近郊でも開始した。

(後略)

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( 翻訳者:熊谷真結子 )
( 記事ID:38930 )