サウジアラビア:女性労働者のヒジャーブ非着用に罰金刑
2015年10月18日付 al-Hayat 紙
■「正しいヒジャーブ」の規則に違反した女性労働者に1,000リヤルの罰金
【ジッダ:マナー・マンジューミー】
サウジアラビア労働省は、新たな法に従い、職場での勤務時間中に女性労働者が慎ましく正しいヒジャーブを着用することを義務づけ、違反者に1,000リヤルの罰金を課すことを定めた。また、女性を雇用する職場は「正しいヒジャーブ」の着用を義務づけるための詳細な指示を明記する必要があり、これを怠れば違反になると警告した。怠った場合、職場には5,000リヤルの罰金が課される。
労働省の内情に詳しい情報筋は、本紙に次のとおり述べた。「労働省は、職場での男性労働者部門と女性労働者部門を完全に分けるよう働きかけ、必要な女性部門特有の規則を定めた。これは、勤務中の女性のプライバシーや正しい規則管理を維持するためで、同部門特有の規則を破った全ての職場に10,000リヤルの罰金を課すものである。違反が見つかった場合、雇用主はそれを無くし、違反日から1ヶ月以内に、女性部門で全ての環境を整備するよう課された」。
また情報筋によれば、新しい法改正には若者の雇用に関する特別条項や、海上、船舶、採鉱場の労働者に対する条項も盛り込まれた。情報筋は次のように述べた。「新たな法体制は、15歳未満の若者を雇う場合、事前にその名前を労働局に登録することを雇用主に課した。登録されていない若者の雇用が増えており、労働省は、登録がなければ雇用主に5,000リヤルの罰金を課すと定めた」。
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( 翻訳者:長馬大知 )
( 記事ID:38942 )