イラク:イラク軍、バイジーでダーイシュ構成員多数を殺傷・逮捕
2015年10月19日付 al-Hayat 紙


■イラク軍、サラーフッディーン県の大統領官邸を解放

【バグダード:ブシュラー・ムザッファル】

イラク軍は、軍がサラーフッディーン県東部に進攻したこと、また別の部隊が、「ダーイシュ」の支配から解放すべくキルクーク県のハウィージャ地区に向かったことを明らかにした。一方、ムハンマド・ガッバーン内務大臣は、シーア派がイマーム・フセインの死を追悼するムハッラム月10日(アーシューラー)を迎える準備について話し合うための治安会合を設けた。

戦争広報部門が発表した声明は以下のように述べた。「イラク軍と人民動員部隊は、広範囲に渡る軍事作戦開始の2日後、キルクーク県のハムリーン山地にある大統領官邸の解放に成功した。同作戦で各部隊はラマーディーへの侵攻を果たし、バイジー製油所とその周辺の村々を奪還した」。

同県の治安筋は以下のように述べた。「バイジー中心部の掃討作戦は4つの拠点から始まった。第一にサカク地区、第二にサタマア区域の一部、第三にブージュワーリー地区、最後にスークとファッターフ・モスクがある同地区内部である」。

また、以下のように加えた。「広範囲にわたる攻撃は、最初の数時間の市街戦で発電所と石油施設の一掃に成功した」。そして、「バイジー中心部の掃討戦は、ほとんどが狙撃手であったダーイシュの特攻戦闘員80名の殲滅を目標とした」と説明し、「36人の武装兵を殺傷せしめ、バイジー北部にある強固な潜伏場所にいた残りの100人も、殺されまいと逃れようとしている間に捕獲した」ことを強調した。

(後略)

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( 翻訳者:長沼希実 )
( 記事ID:38950 )