エジプト:選挙の第一段階が終了
2015年10月20日付 al-Hayat 紙
昨日、ファイユーム(カイロの南)の投票所(AP)
昨日、ファイユーム(カイロの南)の投票所(AP)

■投票箱は恥ずべき投票率の中で閉め切られ、議席の大部分は決戦投票を待つ

【カイロ:アフマド・ムスタファー】

昨日(19日)、継続する低い投票率と、違反行為の深刻さが増す中、エジプトの議会選挙の第一段階の幕がおろされた。違反行為は候補者の支持者間での衝突にまで発展している。また今日の結果発表準備として開票が開始された。この後、議席の大部分を決定することになる決選投票が開始される。低投票率の結果、多くのサラフィー主義「ヌール党」の候補者が決選投票に臨むことになる。

また、各選挙管理分所委員会はそれぞれ開票結果を公表し、所轄の総選挙管理委員会へこれを通知し、その後所属分所委員会の開票結果を集計し、最後にその結果を最高選挙管理委員会へ通知する手はずとなっている。

選挙制度によれば、候補者、あるいは名簿は、有権者総数の50%を獲得しなければならず、競争者が多数(2548名の個人の候補者、そして8つの名簿)であることを考えれば、これを確保するのは至難の業である。そして、複雑な選挙制度の下で、多数の有権者の票が無効になることが予想される。

本紙の取材に応じた複数の司法関連の情報筋は、第一段階での投票率はよくても30%を超えていないと予想し、しかしながら低い投票率は軽減されたとした。

(後略)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:宮﨑愛 )
( 記事ID:38954 )