エジプト:議会選挙第一段階の投票率は30パーセント
2015年10月20日付 al-Hayat 紙


■エジプト:議会選挙の第一段階の投票率が30パーセントに到達

【カイロ:中東通信社】

エジプトの世論調査センター「バスィーラ」のセンター長、マージド・ウスマーン博士は、本日(火曜日)、議会選挙の第一段階の投票後に行った調査で、投票率が30パーセントに達したと公表した。

議会選挙の第一段階の投票率の低さについて、ウスマーン氏は、国連統計委員会が定めた「世界統計の日」(10月20日)に合わせて、以下のように強調した。「この問題の背後にある原因は、政治的関心の不在です。また、選挙で新たな顔ぶれが見られる代わりに、政権争いあるいは政治の分極化が見られないもあるでしょう」。

同センターが行った世論調査の結果によると、「18歳から30歳の年代の若者が有権者データベースに登録されている有権者の37パーセントを占めるにもかかわらず、議会選挙の第一段階の投票者数は21パーセント以下であった。このことは、若者の投票率の低下を指し、同時に31歳から50歳の年代が投票者の半数を占めていることを明らかにした。また、投票者の28パーセントが50歳以上の年代であることが明らかになった」。

ウスマーン氏は以下のように付け加えた。「データの収集は10月18日と19日、選挙管理委員会の前で、投票を終えた有権者4,086人を対象に行われた。対象となった場所は、西デルタと上エジプトの2地方における各県の68選挙本部であり、国境周辺地域は除外された」。また、「(調査は)個人代表制で女性立候補者いる地域を対象とし、女性候補者がいないルクソール県は除外した」と指摘した。

さらに調査結果によれば、98パーセントの投票者が、選挙管理委員会に容易にたどり着くことができたと述べ、彼らの約4分の3は、投票会場の行列で立っていたのが5分以内だとした。そう回答した人々は、ほとんどの委員会で選挙の行列をなくすための監視が多く行われたことに賛同している。一方、23パーセントの投票者は5分から14分の間、行列に並んでいたと答え、4パーセントは行列に15分以上並んだと答えた。

また、85パーセントの投票者は、選挙活動が最初から結果発表まで公正だろうと見ており、11パーセントの人がある程度は公正だとした。1パーセントの有権者は公正でないと答え、3パーセントは分からないと回答した。

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( 翻訳者:塩川ゆうり )
( 記事ID:38956 )