パレスチナ:「ダーイシュ」はパレスチナ人に何を勧めたか
2015年10月22日付 al-Hayat 紙
「イラク・シャーム・イスラーム国、ラッカ州」と書かれた壁(Archives)
「イラク・シャーム・イスラーム国、ラッカ州」と書かれた壁(Archives)

■ダーイシュはパレスチナ人に何を勧めたか

【ドバイ:リーナー・サマーウィー】

先週の日曜日、「イスラーム国」(ダーイシュ)は4つの声明をパレスチナ人民に対して発信した。それらは、ユダヤ教徒に対する作戦を激化させ、それを神のためのものとし、抵抗諸勢力、特に「イスラーム抵抗運動」(ハマース)から離れ、過激主義組織の首領であるアブー・バクル・バグダーディー氏のカリフ制の下に集まることを呼びかけた。

ニーナワー州 にあるダーイシュの広報部門は、「エルサレムの聖戦士へのメッセージ」と題して1つ目の声明を発表した。それは、インティファーダを通してイスラームの栄光を取り戻し、かつての指導者サラーフッディーン・アイユービー(サラディン)が行ったようにアクサー・モスクを解放する可能性について語るものであった。

声明では、ダーイシュのメンバーの1人がパレスチナ人に対し、「あなた方をただ分裂、隔離させる党派の塵を振り払え。ファタフとハマースに違いはないことを知れ。彼らは皆、それぞれの利益を守っており、中には十字軍のお得意様もいる」と語った。

また別のメンバーは、「これは神への純粋なジハードであり、国家を守るためではない」と呼びかけ、車で轢いたり刺したりに加え、簡易爆弾や車両爆弾を使用すべきだと指摘した。

キルクーク州の広報部門は、「ユダヤ教徒にテロ攻撃を仕掛けろ」と題された2つ目の声明を発表した。そこではメンバーの1人が、「我々はあなた方に、力強く英明な神が敬虔なしもべらに対して祝福した旗のもとに集まることを求め、指導する」と語った。

(後略)

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( 翻訳者:大橋夏子 )
( 記事ID:38965 )