エジプト:北シナイでテロリスト20名を殺害
2015年10月23日付 al-Hayat 紙

■シナイ半島で「テロリスト」20名、上エジプトで「同胞団」指導者を殺害

【カイロ:本紙】

エジプト軍は、ヘリコプターを使用したシナイ半島での衝突で、同所属の部隊が20名のテロリストを殺害したと発表した。一方、内務省は、同所属の部隊が、上エジプトのアスユート県で、「ムスリム同胞団」指導者の自宅を襲撃し、殺害したと発表した。

武装部隊は声明の中で、「アリーシュ、ラファ、シャイフ・ズワイドといった諸都市の周辺の村々や地域で、軍の部隊と警察は、テロリスト構成員や無法者の隠れ家や拠点を標的に次々と成功を収め、これら地域に対する十分な治安維持の指示を続けた」と述べた。さらに、「海軍の特殊部隊は、海上の治安維持のための戦闘任務を遂行し、シナイ北部の地中海域を完全に支配するよう指示を出し続けた。これは、タクフィール主義者メンバーのあらゆる物資供給ラインを切断し、彼らが海から作戦地域に侵入することを防ぐためである」と指摘した。

声明によれば、「武装ヘリコプターは気象観測活動をしていた地上部隊を支援し、多数のテロリスト集団の隠れ家や武器庫、また彼らが所持していた爆発物に対して、正確な爆撃を行った」。また掃討・急襲作戦により、「部隊に発砲した20名のテロリストを殺害、12名を負傷させ、78名の容疑者を拘束した」と明らかにされた。

軍はさらに、工兵隊が、様々な活動を展開中である部隊を標的としていた簡易爆弾51個の爆発に成功し、中型機関銃を装備した四輪駆動車6台や大量の簡易爆弾を積んだ車両4台を破壊したこと、同様に、激しい爆発を起こす爆薬「C-4」1トンを破壊したことを加えた。

(後略)

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( 翻訳者:宮下優奈 )
( 記事ID:38969 )