レバノン:ヒズブッラーがロシア・シリア・イランへの協力要請を示唆
2015年10月23日付 al-Hayat 紙

■ヒズブッラー:抵抗勢力に利する解決にはロシア・シリア・イランの協力が必要

【ベイルート:本紙】

ヒズブッラーのナイーム・カースィム副書記長は次のとおり見解を述べた。「レバノンにおける解決への道は行き詰まっている。未だ地域の発展に頼る者がいるため、問題への対処に向けた視界が開けない。通常、世界の国々では、物事が行き詰まり、諸機関が破綻した時、顔ぶれを変え、新しい運動が起きるまで権力を作りなおすために、議会選挙の復活が提案される。しかし残念なことに、選挙を望むのは、それを自分たちの思うようにしたい者なのだ」。

同副書記長は「我々は議会の任期延長を受け入れた。なぜなら主役らは(憲法第42条にある)「60日」制度に基づいて留まるだろうからだ」と述べ、以下のように続けた。「多数決制では、金持ちや地主が台頭し、他の勢力は一掃されるだろう」と警告した。さらに、「我々は新たに挑発的なスピーチを聞いたが、あれは破滅への導きであり、価値のない声の爆弾だ。いずれにせよ、彼らは罵るが、我々は行動する。彼らは叫ぶが我々は建設する。彼らはけたたましく鳴くが我々は努力し、戦う。その結果としての警告であり、あなた方はその結果目の当たりにするだろう」。

また同副書記長は、以下の見解を述べた。「政治的解決は離れた地域にある。そこで、数か月以上、地域情勢が変動し続けるだろう。今日にも、シリアの発展は、シリア・ロシア・イランの抵抗勢力との協力の後、彼らの利益になる解決を生むだろうか?もちろん。それは抵抗勢力の計画や選択肢にとっての利益を生むだろう。いずれにせよ、3国はただ待っていれば時間を浪費し、彼らの選択肢も実行不能になる。彼らが自らの利益のために考え直すことを望む」。

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( 翻訳者:奈佐朋香 )
( 記事ID:38973 )