サウジアラビア: 安全保障理事会の改革要請
2015年10月27日付 al-Hayat 紙
昨日の閣議を主宰する二聖モスクの守護者(SPA)
昨日の閣議を主宰する二聖モスクの守護者(SPA)

■サウジアラビア:国連安保理の改革の必要性を強調

【リヤド:本紙】

サウジアラビアの閣僚評議会は、昨日、「治安、経済、思想、環境、健康に関する、今日の世界でサウジアラビアが直面する様々な変化と挑戦を受けて、事態の進展に追いつくため、国連の役割の強化とその関連機関の活性化、また国際機関の改革への努力への傾注、以上全てが課されている」と強調した。この発言は、「より良い世界のための強い国連」というスローガンの下、今年で国連が創立70周年を迎えたことへの祝辞を述べる評議会の総括の間になされたものである。

昨日、サルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ国王を議長として、リヤドのヤマーマ宮で開かれた会合において、閣僚評議会は以下のように謝辞を述べた。「サウジアラビアは、70年前、国連憲章を創り、署名した国の1つであった。そして、安全保障理事会の活動を改善、改革するための惜しみない努力と、この崇高な目的を達成するために、他の加盟国との協力に向けた準備をしてきた。その目的とは、国際的な平和と安全を維持し、国際的な正当性を守るための基本的責任を理事会が果たせるようにすることである」。

サルマーン国王は評議会に対して、エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領に送った書簡の内容を伝えた。また、ロシアのウラジミール・プーチン大統領、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領、アフガニスタンのアシュラフ・ガニー・アフマディー大統領から受けた電話連絡の大意を知らせた。また、バハレーンの首相であるハリーファ・ビン・サルマーン・アール・ハリーファ王子、エチオピアのハイレマリアム・デサレン首相、米国のジョン・ケリー外務担当国務大臣を歓待したことを伝えた。

(後略)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:廣瀬奈美 )
( 記事ID:38996 )