エジプト:議会選挙の決選投票率、さらに低下の見込み
2015年10月27日付 al-Hayat 紙

■低投票率の中、議会選挙の決選投票開始

【カイロ:アフマド・ムスタファー】

海岸沿いのアレキサンドリア県では、大雨による洪水で街が冠水する中、エジプト議会選挙の投票が行われた。 昨日(10月26日)、在外エジプト人による議会選挙第1段階の決選投票が行われた。今回の投票率は、第1回投票の26パーセントよりも低いと予想される。

アレキサンドリアでは大雨で5人の死者が発生し、ハーニー・ムッスィーリー同県知事が解任された。検察当局は、地方の担当官らに対して、ハーニー知事の「職務放棄」の容疑に関する聴取を行った。その一方、大統領府の発表によれば、アブドゥルファッターフ・スィースィー大統領は昨日(26日)、主要閣僚らを招集し、会合で、「アレキサンドリア県で大雨が排水されなかった原因に対処し、海岸沿いの他県で同様の状況が起こるのを未然に防ぐ」よう呼びかけた。

道路の冠水や建物への浸水をうけて、アレキサンドリアでは、今日(27日)と明日(28日)、どのように投票が行われるのかについて不安が漂った 。この2日間、複数の県で決選選挙が行われる。同県では、「エジプトへの愛」連合のリストから、名簿区に割り当てられた議席を差し引いた後、個人代表区に割り当てられた議席全て(25議席)が確定する予定だ。

今回の投票率が、2,700万人が投票した第1回の26%よりも落ち込むことは明白であろう。これは、昨日(26日)から139の大使館や領事館で開始された在外エジプト人の投票率の低さにも反映されている。なお気象予報によれば、エジプト本土は悪天候に見舞われる見通しが強まっている。

(後略)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:法化図祐典 )
( 記事ID:38997 )