シリア:アサド大統領がフランス議員使節団と会談し、西側諸国の「テロ支援」を非難
2015年10月29日付 al-Hayat 紙

■ダマスカスはパリが「テロ支援」していると疑う

【ダマスカス:AFP】

シリア・アラブ通信(SANA)が水曜日に伝えたところによると、シリアのバッシャール・アサド大統領は、ダマスカスでのフランス議会代表団との会談において、フランスなど西欧諸国が、シリアと中東地域で「テロ支援」しているとして改めて非難した。

SANAによると、アサド大統領は「中東地域諸国やフランスなど西欧諸国の多くは、現時点でまだテロを支援し、シリアや中東地域でこれまで以上にテロ組織を保護するようになっている」と述べた。また、アサド大統領は「シリア国民を苦しめる主な原因は、第1にテロ、そしてそれによる多数のインフラ破壊で、第2にシリアに対して科された包囲(経済制裁)である。これにより、衛生部門などさまざまな分野で国民に提供される福祉や国民の生活に悪影響が及んでいる」との見方を示した

アサド大統領によると、「テロと過激思想という現象に対処する必要がある。なぜならこの二つは国際的な現象であり、国境によってその拡散を食い止めることができないからだ」だという。また火曜日朝、フランス右派の国会議員3名がレバノンからダマスカスを訪問した。一人はキリスト教民主党の代表で唯一の党員も務めるジャン・フレデリック・ポアソン議員である。同団体はニコラ・サルコジ前大統領が率いる共和党の組織である。他の2名はポアソン議員の同僚のグザヴィエ・ブルトン議員とヴェロニク・ベッソ議員で、両者は国会でヴァチカン調査団と東方教会調査団の共同代表を務めている。

(後略)

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( 翻訳者:廣瀬奈美・桑田早季子・川満友梨映 )
( 記事ID:39008 )