一緒に投票したけれど・・妻も投票しなかった?―ブルサ無所属候補
2015年11月02日付 Cumhuriyet 紙
アリ・オスマン・デミルタシュ氏(67)は、ブルサで昨日1日に行われた第26期総選挙へ無所属候補として出馬し、個人演説での聴衆は最多6人であったが、504票を得た。しかし、デミルタシュ氏が夫人と一緒に投票した投票箱から出た彼への票は、1票のみだった。
ブルサの暫定結果によると、6,014個の投票箱が設置され、208万2,908人の有権者のうち186万6,575人が投票に参加した。投票率は89.61%であり、公正発展党が99万5,756票で最多の票を得た。CHP (共和人民党)は48万8,098票、MHP (民族主義者行動党)は22万6,264票、HDP (人民民主主義党)は8万1,370票を獲得。AKPは11名、CHPは5名、MHPは2名が当選した。
■無所属候補者へ504票
選挙で唯一の無所属候補者であったデミルタシュ氏は、504票を獲得し、政党所属候補で15票を獲得したDYP (正道党)を超えることができた。デミルタシュ氏は、1,529票を獲得したDSP (民主左派党)の3分の1、1,008票を獲得した国民党の半数もの表を集めた。LDP (自由民主党)は1,229票、BTP (独立トルコ党)は1,402票、人民解放党は3,099票、DP (民主党)は3,688票であった。
■妻と一緒に投票した投票箱から、1票しか出なかった
デミルタシュ氏が妻アイシェ・デミルタシュ夫人と一緒に投票した、ジェラル・バヤル・アナドル高校の1065番投票箱から、AKPへ143票、CHPへ100票、MHPへ55票、HDPへ19票、無所属候補者であるデミルタシュ氏へ1票が出た。投票箱には1票の無効票があった。
■24回の路上演説
アリ・オスマン・デミルタシュ氏は、選挙活動期間に24回の路上演説を行った。オルハンガーズィーで行った演説で、6人という最多の聴衆を集め、選挙結果が国にとって良いものとなることを願い、バルケスィルで休暇を取って選挙活動の疲れを癒したと話した。デミルタシュ氏は、奉仕するために立候補したと話し、以下のように述べた。「政党に学んでもらうために立候補した。私の役目は果たした。私が当選するかどうかはまったく重要ではなく、負けたのはブルサである。私は何もいらない。票を投じてくれた全ての方に感謝する。私が演説で話したことを、国民の皆さんが忘れず、記憶から消さないでほしい。大切なのは、人々へ説明することだった。私には野心はない。当選していたら、国民のために改革を行っただろう。私が行う改革については、この選挙で国民へひとつひとつ語った。」
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( 翻訳者:鈴木歩実 )
( 記事ID:39080 )