レバノン:議会ボイコットに関して、ビッリー議長が責任を追及
2015年11月09日付 al-Hayat 紙
レバノン国会
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■レバノン:ビッリー国会議長「財政法案議会の定足数不足の場合、責任は各政治ブロックにある」

【ベイルート:本紙】

ナビーフ・ビッリー議長に近い複数の情報筋は本紙に以下のように語った。「立法議会に対する既存の反対意見が定足数の確保を妨げ、さらにはその開催をも不可能にすることになるようなボイコットに発展すれば、財政状況に関連する法案の却下による負の影響に対する責任は反対派が負わなければならない。特に、それはマネーロンダリング監視に関する国際法に準ずるためにレバノンに対して世界的に求められている新しい法令などに関するものである。このために輸出入取引、およびレバノンへの、またレバノンからの送金取引の凍結などで起きることを含めて、その責を負うことになるのである。」
 
また同複数情報筋が明らかにしたところによると、「カターイブ党」「レバノン軍団」「自由国民潮流」の議員たちの欠席による議会の定足数確保が疑問視されるのではないかとの質問に答えて、この件についてはこれらのブロック次第であり、よい結果が出るか否かに関しては、次週木曜日の議会開催日まで、我々は待たなければならない、とした。

さらに、「ビッリー議長が反対派に選択を迫るのは確かである。すなわち、当然助成金やローンを含む財政状況に関連する法案を承認する議会を開くか、あるいは国家の財政・経済的な状況に関する法案を却下することによる極めて劣悪な影響により自滅するか、である。しかし、これは国会内各ブロックの決定にかかっている。」

(後略)

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( 翻訳者:平岩里佳子 )
( 記事ID:39124 )