チュニジア:国会内でイスラーム主義政党が多数派に
2015年11月10日付 al-Hayat 紙
チュニスのイスラーム主義者
チュニスのイスラーム主義者

■チュニジアでのイスラーム主義の勝利

【チュニス:ムハンマド・ヤースィーン・ジャラースィー】

政治的な「地震」は世俗派政党「ニダー・チュニス(チュニジアの呼びかけ)」を攻撃し、その影響は議会に反映された。議会では、激しい引き合いの結果、ベシ・カイド・セブシ大統領が避けらなかった結果として32人の議員が議会内会派から離脱したため、連立政府を率いるニダー・チュニスは多数派としての優位を失った。また、イスラーム主義のナフダ運動は、セブシに忠実に従う52人の議員に対して69人の議員という最大のブロックとなり、議会において優位を回復した。

昨日の記者会見で、「ニダー・チュニス」から離党した人々を代表しフスーナ・ナースィフィー議員が以下のように述べた。32人の議員が、政党唯一の法的枠組みを用意する実行委員会が開催されないことに対して抗議し、国会内の同党会派から離脱することを決意した。

議会からの集団離党は、公に対立が生じ、2つの派閥に分裂した政党の指導部の間での闘争が実体化した後に起きたものである。二つの派閥のうち、一つはチュニジア大統領の息子、ニダー・チュニス副党首ハーフェズ・カイド・セブシが率いる派閥であり、対するもう一つは同党事務局長ムフスィン・マルズークが率いている。

ナースィフィー議員は「離党は、政党に反民主的道筋を押し付けようとする試みに抗議として行われた」と述べ、セブシの息子を3年前に彼の父親が設立した「ニダー・チュニス」の支配に向かっていると非難した。また反体制派は、大統領が息子に同党と政権を継承させようとしていると糾弾している。

(後略)

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( 翻訳者:後藤望 )
( 記事ID:39130 )