シリア:ダーイシュに対抗する「新シリア軍」の結成
2015年11月10日付 al-Hayat 紙
米製の武器で訓練中の「新シリア軍」要員(New Syrian Army)
米製の武器で訓練中の「新シリア軍」要員(New Syrian Army)

■アメリカの庇護下で対ダーイシュの新「シリア軍」編成

【本紙:ロンドン】

昨日、シリア東部でのダーイシュとの戦闘を目的とした新たな軍事組織「新シリア軍」の結成が発表された。同組織は、クルド人やアラブ人戦闘員が在籍する「シリア民主軍」に次いで2つ目の組織である。

「自由シリア軍」に所属する「アサーラ・ワ・タンミヤ(真正と発展)戦線」は、昨日放送されたビデオの中で、ダーイシュに対抗する新たな同盟が生まれたと発表した。ビデオには、シリア国外で制服を着てアメリカの武器で訓練をする戦闘員の画像が含まれていた。

同様にビデオには、「独立の旗」のバッヂを付けた構成員や幹部のインタビュー映像も含まれていた。彼らの1人は以下のように述べた。「ダーイシュ及びそれに追従する勢力を一掃するため、新たなシリア軍が形成された。同軍は最新かつ多様なあらゆる種類の武器を扱う質の高い訓練を受けた。これにより我々は、我々とシリアの自由軍の手かせとなっているダーイシュという鎖を断ち切ることができる」。

またアサーラ・ワ・タンミヤ戦線は声明の中で、新たな軍が「シリア最大のダーイシュ支配地域、すなわちシリア東部の解放」を目指すと述べ、「ダーイシュとは政府が作り出した背信の短剣であり、それはイスラームを歪める服掛けとなって、革命を過激主義とテロリズムの上着で染める」と指摘した。

(後略)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:法化図祐典 )
( 記事ID:39139 )