レバノン:新選挙法の成立に向けて各勢力が意欲
2015年11月12日付 al-Hayat 紙


■レバノン:ハリーリー・イニシアチブが本日の立法議会で合意

【ベイルート:本紙】

昨日、「ムスタクバル潮流」のサアド・ハリーリー党首氏が打ち出した救済イニシアチブが議会を開催することで合意に至った。本日、ハリーリー党首は同党の立法会議への参加を表明したが、「我々は選挙法以外について議論する他のあらゆる会議にも出席する」とは述べられなかった。

「変化改革ブロック」のミッシェル・アウン代表は、「本日は幸福な日だ。議会のアジェンダに存在していた全ての偽りが明日(今日)の会議からいなくなるのだから」と述べた。また、「市民権法・地方自治法・選挙法、またその他の細かな事柄において包括的な合意が成された」と加え、「廃案になった諸法案、特に国際協定や融資、その他の計画に関する法案を承認するために、我々は明日の会議に出席する」と強調した。そして、「レバノン国民よ、おめでとう。新たに調停を行うことなく、協力関係が続きますよう」と述べた。

「レバノン軍団」党のサミール・ジャアジャア党首は、「市民権法の復活と早晩成立する新選挙法について、レバノン国民を祝福」し、「レバノン軍団と(アウン氏が所属する)自由国民潮流の協力がこの流れの土台となって、本日の成果を導いた。国内の全ての問題解決のため、あらゆる勢力と協力していきたい」と強調した。

さらにジャアジャア党首は、「我々は明日、金融法の承認と市民権法の復活、また新選挙法の準備のため協議に出向く。私は当初から、事態の拡大を望んではいなかった。なぜなら廃案になった議題は包括的で、特定のカテゴリに収まるものではないからだ」と述べた。そして、「ムスタクバル潮流は選挙法が議題に上らない限り、あらゆる協議を欠席するだろう。それゆえ我々は、新選挙法を成立させるために議会の過半数を確保してきた」と表明した。

(後略)

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( 翻訳者:奈佐朋香 )
( 記事ID:39145 )