イラク:クルド自治政府による国境閉鎖後、シリア難民数が激減
2015年11月12日付 al-Hayat 紙
■国境閉鎖後、イラクのシリア難民の数は減少
【ドバイ:サバア・アブドゥッラー・アリー】
国際連合によって、難民数千人がイラク北部に流れ込んだと発表された後、今年5月にクルド自治政府はシリア国境を閉鎖した。これを受けて、イラクのシリア難民の数は昨年と比べて激減した。
国連難民救済事業機関の統計によると、イラクのシリア難民は 254,000人以上で、大多数はダフークとアルビールの2地域に分布している。イラク北部のダフークには9,5000人のシリア難民がおり、彼らのうち、男性の31%、女性の28%が18から59歳の間である。
統計によると、難民キャンプの収容者数は「ドゥミーズ1」で40,000人、ダフークにある「ドゥミーズ2」で約6,000人、1,000世帯に達した。またガウィーラーンのキャンプの難民者数は約7,000人である。キャンプ外の難民数は39,000人に達し、うち12,000人が家族連れである。
また、アルビールの難民者数は110,000人以上に達し、男女比率はほぼ同じである。そのうち、子供の比率は男女合わせて約7%である。一方、青年及び成人に該当する難民の比率は、男性で約36%、女性で約22%にのぼる。キャンプ外の難民については、80,000人以上、35,000世帯に及ぶ。同統計は、昨年10月はさらに多い、95,000人の難民が登録されたと報告した。
(後略)
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( 翻訳者:小倉摩椰 )
( 記事ID:39147 )