来年完成が予定されており、イスタンブルの交通を快適化させるであろうヤヴズ・スルタン橋で、作業は24時間続いている。
アナドル通信が、巨大なプロジェクトの最新状況を海からも空からも撮影したものを掲載した。アジア・ヨーロッパ側双方にあるタワーの海抜304.5mの高さに鉄筋コンクリートの部品がつけられた。臨時港の解体作業も続いている。鉄筋コンクリート床版部分の外側にある歩行者道路の製作が続く中、ヨーロッパ側で19個、アジア側で19個、計38個のスタンダード鋼鉄床版部分と2個の転換部品を合わせた40個の鋼鉄床版部分が取り付けられた。
■残り439m
残った19個の鋼鉄床版部分の生産は、未だにトゥズラとアルトゥノヴァの施設で続いている。2つの岸をつなげる1408mの長さの橋の主要開口部分床版の969mの製作が完了され、439mが残った。橋台部分にある鉄筋コンクリートの製造は完成したが、メインケーブルの組み立ては続いている。[メインケーブルを]タワーにつなげる負荷部と分岐負荷部の部品と組み立ては終わった。キャットウォークの製作とワイヤーループの製作は完成され、建設現場に移送された。ハンガーロープの組み立ても近々始められる。
■韓国人の技術者がトルコ人配偶者を求めている
建設会社であるヒュンダイの建設技術者テディ―・フワン氏は、「橋で働くことに満足している。人生の最も幸せな時を過ごしている」と述べた。
通訳のセルカン・オデミシュ氏を通して発言を続けたフワン氏は、第3大橋の最大の建設現場に200人のトルコ人と400人の韓国人労働者が働いていると述べた。トルコと韓国の歴史に基づいた友好関係に言及したフワン氏は、「私はトルコでずっと過ごしたい。結婚する必要があるなら、トルコ人女性と結婚する可能性もある」と述べた。フアン氏は、昔に比べると強風が作業に影響を与えなくなったと述べ、以下のように続けた。
「強風は高所で作業をしている最中は問題となりうる。強風は、タワーの土台で私たちをかなり苦しめた。テントやキャンバスで守りながら作業した。しかし、現在、強風は昔に比べて私たちに影響を与えない。世界で最高の橋を建設している。最も大規模なつり橋をつくっている。」
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( 翻訳者:白尾みさき )
( 記事ID:39166 )