シリア:政府軍がダルアーとダマスカス近辺を攻撃、反体制派はハマーを前進
2015年11月15日付 al-Hayat 紙

■シリア:政府軍はダルアーとダマスカス近辺を攻撃、反体制派はハマーを前進

【ロンドン:本紙】

シリア政府軍はダマスカスとヨルダンの間にあるダルアー郊外のシャイフ・マスキーン市及びダマスカスの東部の村に対して攻撃を行った。一方、反体制派戦闘員はシリア中部のハマー郊外で前進を継続し、ダーイシュはシリア東部においてクルド人戦闘員とアラブ人戦闘員の同盟を前に後退した。

「シリア人権監視団」によると「ダルアー郊外のシャイフ・マスキーン市及びその周辺にて、シリア政府軍及びそれを支持する武装集団とイスラーム主義集団及びその戦闘員との間で激しい戦闘が継続した。この戦闘は、シリア政府軍が同市への前進中に行った攻撃の直後に発生したもので、政府軍が同市を制圧したとの情報が確認されていた。攻撃の中でシリア政府軍は同市に対しヘリコプターによる樽爆弾を用いた爆撃を継続的に行なった。」

また、同監視団は「イスラエル占領下のシリア領ゴラン高原との国境近く、ダルアー郊外にあるサハム・ジャウラーン村にてヌスラ戦線、イスラーム主義集団とイスラーム国に忠誠を誓うヤルムーク殉教者旅団との間で衝突が発生し、同市で爆発音が鳴り響いた」と述べ、また、「交互に爆撃が行われ、ヤルムーク殉教者旅団がヌスラ戦線の拠点を爆破し、双方に多くの人的被害が発生しているとの情報が出ている」と語った。

(後略)

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( 翻訳者:所巧 )
( 記事ID:39171 )