シリア:露機による子供の殺戮、ダーイシュ幹部殺害
2015年11月16日付 al-Hayat 紙
昨日、イドリブ郊外のマアッラト・ナアマーンでロシア機に爆撃された学校(al-Maarrah al-Yaum)
昨日、イドリブ郊外のマアッラト・ナアマーンでロシア機に爆撃された学校(al-Maarrah al-Yaum)

■イドリブ郊外で子供たちが殺戮される・・・ジャウラーン地区で「ダーイシュ」幹部殺害

【ロンドン:本紙】

昨日(15日)、シリア北西部イドリブ郊外の学校へのロシア機の空爆により20人が死傷したと報じられた。犠牲者の大部分は子供である。一方、「ヌスラ戦線」は被占領地のシリアのジャウラーン地区に近い村でダーイシュに属する組織の幹部の殺害を祝った。これと併行して、北部アレッポの郊外では政府軍と反政府戦闘員らの戦闘が続いている。

「シリア人権監視団」によると、ジョラーン地区のサフム村で発砲音が聞こえたが、これはハール(叔父)と通称されるアブー・アリー・バリーディー氏の殺害を「喜び、ヌスラ戦線のメンバーが空中に祝砲を放った」。同氏はヤルムーク殉教者旅団の重要な二人の幹部とともに同旅団の幹部であり、また同じ旅団のほかの2人の戦闘員の死亡も確かめられた。これはダルアー西部郊外のジュムラ地方でヌスラ戦線による同旅団を狙った爆破事件の直後のことであった。

同監視団はまた、以下のことを指摘した。ダルアー西郊では「イスラーム国」組織に忠誠を誓うヤルムーク殉教者旅団と、ヌスラ戦線およびイスラーム系諸集団の激しい戦闘がすでに行われていたが、また双方による集中的な爆撃を伴った衝突や、ヤルムーク殉教者旅団によるサフム・ジャウラーンとハイトにあるヌスラ戦線とイスラーム運動の拠点の爆破が続いている。さらにサフム・ジャウラーンを巡る攻防で、当初ヤルムーク殉教者旅団がこの地を制圧したが、その数時間後にヌスラ戦線がその支配を回復することで、一進一退の攻防は収束した。

(後略)

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( 翻訳者:今竹良希 )
( 記事ID:39172 )