ヨルダン国王:テロリストとの対決は、我々イスラーム教徒の戦い
2015年11月16日付 al-Hayat 紙
ヨルダン国会でスピーチする国王(AFP)
ヨルダン国会でスピーチする国王(AFP)

■ヨルダン:アブドゥッラー2世、テロリストとの対決は、我々イスラーム教徒の戦いだ

【アンマン:本紙】

ヨルダン国王アブドゥッラー2世は「テロリストと過激派との対決は、共同の地域的、国際的責任」であることを明言し、この巨大な危機との対決は、「そもそも、我々イスラム教徒の戦いである」であると強調した。

昨日(15日)、同国王はヨルダン国会の通常会期開会のスピーチにおいて、真の宗教を歪める試みに継続して対抗していくとし、「邪悪な力と不公正とテロリズムに対する戦いは、我々の戦いである。なぜならば、我々は他ならぬイスラームの敵に標的とされているからである」と明らかにした。

また「テロリズムは我々の地域最大の危機だ。そしてテロリストの一味ら、特にそこから派生した者達は当地域と世界の多数の国々を脅かしている」と述べ、「イスラーム国」(ダーイシュ)に言及した。そしてこれにより、「過激派との対決は、地域的あるいは国際的な共同の責任となった。しかし、それは本来我々ムスリムの戦いである。我々は、我々の社会や世代を不寛容と不信仰に仕向けようとする者どもと対決する」と明らかにした。

また全てのヨルダンの組織に対して、ヨルダン軍(アラブ軍)とヨルダンの治安諸機関がその義務を遂行するにおいて最高の効率性、卓越性、専門性を発揮できるように、同軍や治安諸機関を支援することを求めた。これは、「ヨルダンが難攻不落の砦であり、治安の聖域であり、安定した家であり、力と団結において模範的な国家」として残るためである。

また、同国王は、パレスチナ問題への支援の義務を明言し、この問題に対する正当な政治的解決を保証するのは国家の最重要利益であると考え、その重要性や公正性から、ヨルダンの外交アジェンダ上での最優先事項」であると強調した。また、ヨルダンは攻撃や現状変更の試みに対するエルサレムの防御者であり続けるだろうと述べた。

(後略)

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( 翻訳者:井森彬太 )
( 記事ID:39174 )