イラク:イラク軍がラマーディー中心部を攻略
2015年11月16日付 al-Hayat 紙
ラマーディー西部のイラク軍(AP)
ラマーディー西部のイラク軍(AP)

■イラク軍がラマーディー中心部への攻略に成功

【バグダード:フサイン・ダーウド】

イラク軍は昨日、ラマーディーの中心部に到達した。一方、ダーイシュはラマーディー東部のアーミリーヤ地区へミサイル攻撃を開始。この攻撃により多くの死傷者が出た。

部族戦闘員らの戦場指揮官の一人、サルマーン・ファフダーウィー指揮官は、本紙に対して次のように語った。「イラク軍部隊はわれわれの戦闘員からの支援を受けて、ラマーディー解放作戦を開始してから初めて、ラマーディー中心部の要衝への到達できた。部隊は、ラマーディーに向けて北と西の両側から進軍し、アルブ・ディアブ地区のダーイシュの防衛線を破壊することに成功した後、かつての作戦司令本部に到達した。」

同指揮官は、他の軍部隊が「ラマーディー市西部にある鉄道駅の制圧に成功し、市中心部へ向けて大幅に進軍した。また裁判所、タスフィーラート拘置所、フマイラ警察署、シャバーブ警察署といった重要な治安拠点複数を制圧した。一方、ダーイシュはカッターナ警察署の防備を強化した」と指摘した。

ファフダーウィー指揮官は「街頭での戦闘が市内で勃発しており、自宅に封鎖された民間人が落命するおそれがある。ダーイシュは彼らに外出禁止を命じ、人間の盾として利用している。また治安部隊が狭い通りや地区に入った時に攻撃を仕掛ける自爆犯がいるとの情報が複数ある」と付言した。

アンバール県知事は「ラマーディー解放は近い。有志連合の攻撃はすべての地域に対し効果的かつ質的に打撃を与えた」と述べた。また同知事は「治安計画に関しては、解放された領土の保持に部族戦闘員を参加させるため、防衛省との合意が近頃なされた」と指摘した。

(後略)

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( 翻訳者:熊谷真結子 )
( 記事ID:39177 )