財務省職員が落ちた隕石を売ったビンギョルのサルチチェキ村へ徴税しに行くと、村人たちは状況に反対した。事件がメディアで報道された後反発が強まると、シムシェキ財務大臣は、ツイッターでアンケートをとり始めた。
ビンギョル財務局の職員が、隕石が落ちたサルチチェキ村で行った調査の後、隕石を売る際の税が当然取られることを説明した。この状況に村人たちは反発し「隕石は空から来た。税金が取られるなんてありえない」と反対し、シムシェキ財務大臣はツイッターアカウントでアンケートを行い、隕石の販売に関して村人から税を取るべきか、取らないべきかを聞いた。
ビンギョルの中心部にあるサルチチェキ村へ、9月2日に落ちた隕石の破片を集め、売る村人は、大きな収入を得た。村人のメフメト・ナズィル・エルギュン氏は、隕石の破片が1グラム15から60ドルで買われたと話した。
■「研究者に教えてもらった。」
エルギュン氏は、これらの石は、最初は価値がないと思っており、「私たちはこの石の実際の価値を、イスタンブル大学の研究者の鑑定で知った。この石がグラム 60ドルで売れた。ロシア人たちが15ドルから60ドルで買った。ドイツ人たちも石のためにここへ来た。先週20万ドルの外貨を置いていった。おそらく、この石でだれもが収入を得るだろう。不幸な人々は皆探している。彼らはより必要としている。インターネットからも客を探している。アメリカ人の実力者や、コレクターも注目している。デンマークにさえも、私たちが連絡をとっている人がいる。おそらく、ここは旅行者でいっぱいになるだろう。周りの県からもトラックで人々が来て、このあたりで石を探している。今まで、一番重いもので1470グラ ムの石を見つけた。石の重さは1グラムから1.5キロまで、様々だ。石に価値があると分かってから、客も増えた」と話した。
■財務省は監視中。
ビンギョルで村人たちが隕石を売り、金を稼いだという情報の後、財務省は村人たちの動向に注目した。財務局の職員は、今日行った村で村人に売られた隕石の税金が当然取られることを知らせ、調査を行った。隕石が、財務法によると課税対象であると知った村人たちは、隕石は自然の恵みではなく、宇宙から来たことを説明し、税金が取られることなどあってはならないと主張した。
■「国家のもの」と述べた。
隕石が自然の恵みではなく、宇宙から来たことを明らかにしたサルチチェキ村の住民の一人、ルドヴァン・エルギュン氏は、「彼らは隕石のことで財務省からやってきた。隕石は国家のものだと言った。我々は石を地下から掘り出したのではない。石は空から、アッラーによって運ばれたのだ。だから課税されるべきではない。地下から取り出された鉱物資源には課税される必要がある。私の知る限り、税金を納めるものはいない。私は40グラムの隕石を持っている。21,000リラ以上の価値のつけられた隕石は課税対象となるという知らせを聞いた。税金を取られるほどの石も我々は持っていない」と話した。
■「会社を作ったわけではない。」
商売として21,000リラ以上の石の売買には課税されると知らされたことを話したイスマイル・エルギュン氏は、隕石を売ったお金で車を買ったことと、領収書もなかったため、個人的に取引をしたことにしたと説明し、「今朝財務省の人が村に来た。降ってきた隕石は課税対象であり、税金を徴収するために調査をしに来た。村人たちは石を集めた。それは問題ない。村人は商売をしたのではない。村人たちは借金を払っただけだ。それに課税すげきではない。結果として空から来た石だ。これが税金に変わらないために、我々ができることをやる。私は車を買った。しかし、兄弟から借金して買った。借金は多い。今日、財務省は税金を取ると言っている。何の税金が取られるのだ?我々も知らない。我々はこの隕石が課税対象となるとは思っていない。会社をつくったわけでもない。従業員を雇って石を集めたのではない。いくつか石を集めたのだ。それが課税対象となるとは我々は思っていない」と話した。
■大臣からアンケート
一方、メフメト・シムシェキ財務大臣は、ツイッターアカウントでアンケートを行い、「隕石を売る際の税金について議論がある。ビンギョルのサルチチェキ村で隕石を売るのに税金がかかるのは当然か?どう思いますか?」と聞いた。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:矢加部真怜 )
( 記事ID:39197 )