■クウェート内務省、「ダーイシュ」に資金提供を行った過激派グループを逮捕

【クウェート：クウェート国営通信】

クウェート内務省は、「イスラーム国（ダーイシュ）」に資金提供、武器供与を行っていた過激派グループを治安組織が逮捕したと公表した。構成員は、レバノン人一名、エジプト人一名、シリア人五名、オーストラリア人二名、クウェート人一名。

内務省は木曜日夜に発表した声明で、テロ組織「ダーイシュ」に資金提供やミサイルを含む武器供与を行っていた過激派グループを治安組織が取り押さえることに成功したと公表。「テロリスト分子のリーダーならびにメンバー数名を逮捕、テロリストらは治安組織による取り押さえ後すぐに取り調べに応じた」と明らかにした。

声明には、テロリスト分子のメンバーそれぞれの氏名、職業が記載されていた。第一容疑者のウサーマ・ムハンマド・ハイヤート容疑者は、テロリストの国外への斡旋、ダーイシュへの資金提供や物流支援を担当。同容疑者は、テロ組織「ダーイシュ」の標語が記されたシールやスタンプのデザインや、トルコ、オーストラリアの口座への送金を行っていた。

第二容疑者のアブドゥルカリーム・サリーム容疑者は、武器商人で、肩掛け式携帯ミサイルや無線機器を手配。第三容疑者のムハンマド・タルタリー容疑者は、資金面での調整役を担い、テロリスト分子内の海外連絡担当だった。第四容疑者のムハンマド・アフマド・バグダーディー容疑者は、ダーイシュのメンバーだった。

第五容疑者のラーカーン・アジュミー容疑者はクウェート人で、ほかの容疑者らがテロ活動を行う際の物流支援を担当した。第六容疑者のヒシャーム・ザハブ容疑者はレバノン系オーストラリア人、第七容疑者のワリード・ナースィーフ容疑者はトルコで両替商を営んでいた。

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（ 翻訳者:井上剛 ）
（ 記事ID:39200 )