イラク:軍がラマーディーの一部周辺でダーイシュを一掃
2015年11月24日付 al-Quds al-Arabi 紙


■イラク軍、ラマーディー周辺の重要地域の「浄化」を発表

【アンバール県:アナトリア通信】

火曜日、イラク軍の対テロ部門所属の第3特別作戦副司令官を務めるアブドゥルアミール・ハズラジー准将は、火曜日、同作戦部隊がラマーディー周辺の重要地域の浄化に成功し、また、住宅と道路から地雷や即席爆弾(IED)を撤去したと発表した。

本通信社への談話の中で、同准将は「特別作戦の一部隊が、本日、ラマーディー西方5キロ地域からの「ダーイシュ」掃討を完了した」と説明した。また「掃討作戦には、ダーイシュが仕掛けた地雷やIEDを住宅、治安及び行政施設から撤去する作業も含まれた」と付言した。

また、アンバール県作戦司令部のワリード・ドゥライミー大佐は「有志連合の戦闘機がダーイシュの自爆攻撃者が運転する装甲車両を爆撃した。同車両は、ラマーディー北部のブー・ズィヤーブ地区に隣接するブー・シャアバーン地区でのイラク軍部隊を攻撃しようとしていた」と述べ「爆撃は同車両を完全に破壊し、車内にいた自爆攻撃者を殺害した」と付言した。

さらに同大佐は「イラク軍部隊は、ラマーディー北部のブー・アイサ地区でダーイシュ構成員と衝突し、物的損失を与えた上、10人のテロリストを殺害した」と指摘した。

ダーイシュは、東部のディヤーラー、ニーナワー、また北部のサラーフッディーンといった県で昨年支配した地域の多くを失ったにもかかわらず、依然として2014年の頭以来、アンバール県のほとんどの都市や地区を支配している。

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( 翻訳者:谷藤瑞季 )
( 記事ID:39224 )