シリア:有志連合による攻撃、14か月間で「ダーイシュ」構成員3547人死亡、民間人は250人が犠牲に
2015年11月24日付 al-Hayat 紙

■有志連合による攻撃、14か月間で「ダーイシュ」構成員3547人死亡、民間人は250人が犠牲に

【ロンドン:本紙】

シリア人権監視団は昨日(23日)報告書で、アラブ・国際有志連合による攻撃や、有志連合によるシリアの複数にわたる地域へのミサイル砲撃によって、2014年9月23日未明から2015年11月23日未明までの14か月間で、3952人以上が死亡したと発表。報告書ではさらに、有志連合による死者のうち「圧倒的多数」がテロ組織「ダーイシュ」の構成員だったと述べた。

一方、同監視団は「人的被害の総数」には、子ども66人、女性44人を含む250人のシリア人市民が含まれているとし、市民らは「ハサカ県、ラッカ県、アレッポ県、イドリブ県、デリゾール県の石油精製所、油井、建造物、(石油生産用の)機械を備えた油田地域」を標的とした攻撃によって落命したと述べた。

シリア人権監視団は、犠牲となった市民のうち、夫婦2人子ども5人のとある家族は、アレッポ県北東部にあるサッリーン地区東部のダーリー・ハサン村に対して有志連合の爆撃機が行った空爆の犠牲になったと明らかにした。また市民64人が、今年の春にアレッポ県アイン・アラブ(クルド名コバーニー)市南部のサッリーン地区ビイル・マハッリー村で起こった「有志連合の爆撃機による虐殺」の犠牲となったと伝えた。

(後略)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:井上剛 )
( 記事ID:39225 )