イエメン:バハーフ副大統領がマアリブで前線を視察
2015年11月23日付 al-Hayat 紙
マアリブで兵士に囲まれる大統領(Reuters)
マアリブで兵士に囲まれる大統領(Reuters)

■イエメン:バハーフ副大統領兼首相と閣僚らがマアリブ前線を視察

【ムカッラー:アブドゥッラフマーン・ビン・アティーヤ;アデン、サナア:本紙】

ハーリド・バハーフ副大統領兼首相は昨日、アラブ首長国連邦からイエメンのマアリブへと到着した。これは同県からのフースィー派と親フースィー派部隊の掃討及び同県の大部分の解放を受けて、前線を視察するためである。また同副大統領は、多くの閣僚がマアリブ市での業務を開始するだろうと述べた。

同副大統領は、政府が「フースィー派及び親フースィー派部隊との戦争に突入することを意図していなかったが、民兵とは、彼らの暴動を終わらせることを最優先の目的として戦った」と加えた。そして、「安保理決議に従う誠実な意志を持っているのであれば、我々はクーデターを起こした人々と交渉する準備がある」と続けた。

一方、「人民抵抗」勢力とアラブ連合軍の支援を受けた親政府軍の情報筋は、昨日、部隊がタイズ市南方50キロに位置するラーヒダ市に向かって徐々に侵攻し続けたと強調した。侵攻がゆっくりであるのは、フースィー派が大量の対人及び対戦車用地雷を埋め、橋を破壊したためである。

タイズ周辺はフースィー派が数ヶ月間に渡って包囲し、衝突が継続していた。また南西部の戦線や、バーブ・マンデブ海峡近くのズバーブ地区、ウマリー軍事キャンプ周辺、さらに数日前に共同部隊が制圧したワーズィイーヤ地区では戦闘が激化している。アラブ連合の戦闘機は、タイズ県、シャブワ県、イッブ県、サアダ県、ダーリウ県の各地でフースィー派及び親アリー・サーリフ前大統領部隊の拠点に空爆を実施し、重機や武器庫を破壊、数十名の死傷者が発生した。

(後略)

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( 翻訳者:穴迫楓 )
( 記事ID:39237 )