シリア:ロシア戦闘機、トルコ付近で集中的な空爆を実施
2015年11月27日付 al-Hayat 紙
昨日、ロシアに爆撃されたトルコ国境近くのアレッポ郊外(Halab al-Yawm)
昨日、ロシアに爆撃されたトルコ国境近くのアレッポ郊外(Halab al-Yawm)

■ロシア戦闘機、トルコ付近で集中的な空爆を実施

【ロンドン:本紙】

昨日(26日)、ロシアの戦闘機がシリア北部、トルコとの国境地域を爆撃し、加えてシリア中央部のハマー郊外にも激しい攻撃を行った。また、シリア北西部のラタキア郊外では反政府勢力の戦闘員たちが警鐘を鳴らした。

「シャームの真珠」のウェブサイトが昨日伝えたところによれば、ロシアの戦闘機がトルコ・シリア間の国境に位置するイドリブ郊外のサルマダに対する4度の遠隔操作ミサイルによる空爆を実施した。そのうちの一回は救援護送車を狙ったもので、少なくとも1名が死亡した。また、ロシアの戦闘機はトルコ国境に近く、複数の難民キャンプが近くに存在するディール・ハサーン村を標的にしている。同時に国境のアティマ・キャンプ上空では多くのロシア機が飛び交っていたと伝えられている。

また二日目にはトルコ国境に近いアレッポ北部の郊外に位置するアザーズ市においてロシア機による爆撃があり、同様に国境のバーブ・サラーマ検問所へ続く道にもミサイルによる爆撃があった。またロシア機はアレッポ東部郊外のハフサ村にもミサイルによる集中的な空爆を行い、7人の市民が死亡、多くが負傷した。また、村の浄水場にも大きな被害が出た。同様にロシア機はマスカナ市近くのバービーリー水道局にも爆撃を加えた。

ロシアによる攻撃は10回以上実施され、ザイターン、ザルバ、ハーン・トゥーマーン等の村々やアレッポ南部郊外に位置するアレッポ・ダマスカス間の国道が被害を受けた。さらに、アレッポ西部のウールム・アル=クブラーでは市場を狙ったロシア機の攻撃によって市民数十人が負傷し、アウィージル村のカルダモン市場とカフル・ナーハー村も被害を受けた。

(後略)

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( 翻訳者:小池柊哉 )
( 記事ID:39252 )