シリア:トルコ軍によるロシア機墜落は「アサドに資する」
2015年11月28日付 al-Hayat 紙
■専門家はロシア機墜落が「アサドに資する」と考える
【ダマスカス:AFP】
シリアの複数の高官と専門家は、トルコによるロシア戦闘機撃墜が、不本意にもシリアのバッシャール・アサド大統領に多大な貢献をしたとの見解を示している。その理由として、ロシア政府が、シリアの反体制派を支持するトルコ政府と正面切って対決できるようになったことを挙げている。
シリア当局に近い某シリア人政治家は「バッシャール・アサド大統領は(トルコの)レジェプ・タイイプ・エルドアーン大統領に祝電を送らねばならない。なぜなら、ロシア政府の立場が彼の有利に働くからだ」と述べた。さらに「これまで、アサド大統領とロシアのプーチン大統領は政治的解決の前に、「テロとの戦い」が来るべきだということで同意していたが、今日、ロシア政府がさらに踏み込み、シリア政府と同様、トルコがテロを支援していると考えている」と続けた。
(後略)
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( 翻訳者:藤木郁理 )
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