女性を襲う晩婚化の波―独身女性たちの生の声から(3)
2015年11月09日付 Jam-e Jam 紙
28歳独身女性のレイハーネ・ヤズダーンザーデは、次のように言う。
母は私の結婚に対して厳しい基準を設けてきました。高校や大学に在学していたころまで、私が〔自分に〕求婚〔してくる男性がいるのかどうかに〕について母に訊くことはまったくできなかったわ。大学を出てからも、自分が良縁と認めた場合だけ、母は私に〔求婚者の存在について〕教えてくれたものね。後になって、知り合いや親戚の人たちと開いたパーティーやイベントの際に、○○さんの家族や知り合いの××さんが、2〜3年前に私に求婚してきた事実を知ったこともあるくらい、〔母は求婚者の存在について〕私には全然事情を知らせてくれなかったのよ。
で、今や私の年齢も上がって、求婚してくれる人の数も少なくなってくると、〔私が結婚できなくなるんじゃないかって〕母もひどく心配するようになってきたわ。以前私に求婚してきた人たちはみんなすでに結婚しちゃって、母の予想とは反対に幸せな生活を送ってるのを知っちゃったものだから、ときどきものすごく罪の意識に苛まれているようで、私がいまだに独身なのは自分のせいじゃないかって思っているみたいね。
多くの両親はよかれと思い、娘たちへの愛情にほだされて、将来の花婿を選ぶにあたっては格別の厳しさを発揮しがちだ。また、もっとよい相手に出会えないかとの思いから、一部の求婚者の存在について〔娘に〕打ち明けようとしないこともある。だが、彼女たちの青年時代がまさに始まるころに、〔求婚者の存在等について〕きちんと知らせ、彼女たちに生じている問題について、彼女たち自身が考える機会を与える方が、本当はよいのである。たとえ娘の目から見ても求婚者がパッとしない場合でも、〔彼女たちに求婚者の存在を隠すよりも知らせる方が〕かえって結婚を自分の問題として真剣に考える準備を彼女たちにさせることにつながるのである。
年下の求婚者
現代社会では〔女性の〕晩婚化により、女性よりも年下の求婚者に出くわすことも、さほどあり得ないことではない。女性側、ないし男性側の家族がこうした状況〔=年下の男性/年上の女性との結婚〕に強く反対し、そうした結婚を拒絶するといったこともときに起こるが、しかしながら結婚で〔主な〕基準となるのは、両者がどれだけ成熟しているか、であろう。
もし男性が、個人的・社会的能力という点で、自分を年上の女性と同程度と考え、またこの選択〔=年上の女性を伴侶として選ぶこと〕にしっかりとした理由があるのであれば、相談員のもとを訪れて結婚相談をするなどして、この問題〔=年上の女性/年下の男性との結婚〕について合理的な判断を下すことができるだろう。多くの専門家の考えでは、女性の側が年上であったとしても、もし男女がともに25歳以上であるならば、これといった問題は起こらないだろう。実際、歳を取れば取るだけ、年齢の違いはその他の変数に比べてさほどの意味をもたなくなるのだ。ただし、年齢の違いは5歳以下であるのが望ましいが。
つづく
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( 翻訳者:KNK )
( 記事ID:39270 )