シリア:停戦を求めるドゥーマー市民の声
2015年12月01日付 al-Watan 紙


■かつてない必要に迫られ...停戦の実現を求めるドゥーマーの人々

【本紙:諸通信社】

ダマスカス郊外の東グータ地方では、武装組織に対して、包囲の終わりに向けて停戦あるいは和解を求める国民の圧力が強まっている。ドゥーマー市では、数十人の人々が路上に出て、国内での流血の終結や、シリア・アラブ軍と全ての武装組織の間での即時停戦を求めるデモを行った。それらが「かつてない急務となった」からである。

反体制派のウェブサイト『ハッル・スーリー』は、ドゥーマーで活動するジャーナリスト、アリー・ドゥーマーニー氏の発言として、「東グータで月曜日に起こった反戦デモは政治化されたものでも、軍の指導によるものでもなかった」と報じた。

同じく反体制派のサイト『シャバカ・グータ・アル=アーナ』は、大人子供を含む若者数十名が「国民は停戦を求めている」と叫ぶ様子を記録したデモの動画を公開した。彼らは同様のスローガンを記したプラカードを掲げており、そこには「東グータ及びドゥーマーの住民はシリア全域での停戦を要求する...破壊、包囲、逮捕、追放を許すな」といった文字が踊った。動画の中で、デモを主導した1人である男性は、「我々は世界及びアラブの国々、また天地の主に停戦を求める。神よ、停戦こそ我々が望むものだ!」と述べている。

ロシア、アメリカ、イラン、トルコ、サウジアラビアといった、シリア問題に関わる主な国々は、2週間以上にわたる第2回ウィーン会合において、シリア危機解決に向けたタイムテーブルの策定に至った。これは(ダーイシュとヌスラ戦線を除く)シリアの全ての紛争当事者に対し、同国内での6ヶ月以内の停戦義務を定めるものである。

(後略)

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( 翻訳者:窪内 万葉 )
( 記事ID:39289 )