■ショーター在レバノン英国大使、レバノンの更なる治安保証に向けた支援をバースィール・レバノン外務大臣に確約
【本紙:ベイルート】
昨日(日)、ベイルートのバストロス宮(外務大臣邸)では、レバノン支援に関する外交的会合が行われた。ジュブラーン・バースィール外務大臣は、ヒューゴ・ショーター在レバノン英国大使と会談した。同大使は以下のように述べた。「我々はバースィール外相と非常に建設的な会談を行った。会談では特に、国際及び地域情勢や、深刻な影響をもたらしているシリア情勢の打開に向けた政治的解決の実現の重要性に焦点が当てられた。我々は全てのシリア人及びレバノンの利益を目標に、外交を通じた共同の取り組みを続けることに合意した。同様に、レバノン国内の政治状況について議論し、これにかかわる意見交換を行った」。
また、イギリスの「ダーイシュ」攻撃を決定するかどうかについて、同大使は、「数日の内に、英国下院は空爆を採決すると予想される。最終決定はまだだが、近々首相も採用するだろう」と答えた。
また、レバノンとの軍事協力に関して、同大使は以下のように答えた。「現時点で発表する何らかの内容はない。あなた方がイギリスの軍事戦略に関する報告書に目を通したならば、イギリスがレバノンの治安確保に向けた支援を増やす予定であることに気付くだろう。本件に関しては近々決定がなされる」。
その後、バースィール外相はミッシェル・キャメロン在レバノン・カナダ大使とも会談した。キャメロン大使は以下のように述べた。「バースィール大臣から、カナダが2万5千人のシリア難民の受け入れを決定する件で支援要請を受けた。レバノンにいるシリア難民から、多くの数の人々がカナダに来ると見込まれる。バースィール大臣は常にこの状況と向き合っており、私はカナダでの難民受け入れ措置を速めるための同大臣の考えに耳を傾けた」。
(後略)
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:法化図祐典 )
( 記事ID:39291 )