レバノン:ハリーリー元首相がパリでオランド仏大統領と会談
2015年12月04日付 al-Hayat 紙
ハリーリー氏を迎えるオランド大統領(AFP)
ハリーリー氏を迎えるオランド大統領(AFP)

資格オランド大統領はハリーリー元首相から大統領問題に関するイニシアチブについて報告を受ける。パリは最大限のコンセンサスが得られることを望む

【パリ:ランダ・タキーッディーン】

フランスのフランソワ・オランド大統領はエリゼ宮殿でムスタクバル潮流代表のサアド・ハリーリー元首相と会談した。会談では、レバノン情勢の諸側面と中東地域をめぐる進捗状況、とりわけにシリアで進行中の戦争とレバノンへのその否定的影響が取り上げられた。ハリーリー元首相は、オランド大統領にレバノンにおける大統領問題の進捗状況と、スライマーン・フランジーヤ元大臣を大統領職に擁立することを説明した。

ハリーリー元首相は45分続いた会談の後、以下のように述べた。「私は、パリで発生したテロ事件の犠牲者に対し、オランド大統領に弔意を示した。レバノンと多くの国にも及んだこのテロに対し、すべての国がそれと戦うための協力をすべきである。私たちはまた、レバノン情勢と大統領問題に対処しており、オランド大統領は、大統領の不在を終わらせることが必要だと述べた。私は彼に対し、私たちが全レバノン国民とともにこの不在状態を終わらせるために行動しており、レバノンのすべての派閥が議論を続けており、この問題が達成される大きな希望があり、神の御許しのもと、近々事態が回復するであろう、と言った」。

話題が地域情勢、とりわけシリアの問題について及んだかどうかについて、元首相は以下のように述べた。「勿論、我々はその問題について取り上げた。また、中東全般が非常に困難な段階にある。我々はレバノンを守らなければならないと思っている。さもなければ、国と全国民に誓約した誓いを裏切ることになってしまう。我々が政治的な犠牲を払わなければならないのは疑いようがないことだ。なぜなら、故ラフィーク・ハリーリー氏が「自分の国より重要な人はいない」と述べたように、レバノンもまた我々以上に重要であるからだ」。

(後略)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:今竹良希・長野愛・勅使河原佳野・戸澤瑛子 )
( 記事ID:39313 )