【ジャーメ・ジャム紙別冊タペシュ4面:スィーマー・ファラーハーニー】
彼女に限っては、携帯電話をいつも気にかけるような人ではなかったし、電話に出ないことすらあるような人でした。ところがです、私の友人らが作っているテレグラムのグループのメンバーになってからというもの、朝から晩まで四六時中そのグループに入り浸るようになり、友人らと談笑するようになってしまったのです。
これは、結婚生活に永久にピリオドを打とうと、妻とともにテヘラン家庭裁判所第268法廷に離婚申請にやってきた男性の発言である。この男性は離婚請求の理由について、裁判官に次のように述べている。
裁判官殿、私は妻の行動にはもうウンザリです。この女のしていることのせいで、親族や友人たちに対する私のメンツは丸つぶれです。ゴルナーズ〔※妻の名前〕は私に敬意を払おうとせず、私が腹を立てたり、不愉快になるようなことを、いつもしてくるのです。今回またしても、私が嫌な気分になったり、みんなの前で恥をかいたりするような振る舞いをしました。そのようなわけで、この女と一緒に生活することに意味はありません。彼女とは永久に別れたいと思います。
この人物はさらに、次のように続けた。
事の次第は次のとおりです。しばらく前のこと、私は友人数名とともに、会話を楽しもうとチャットグループを立ち上げました。最初は、このグループのメンバーは7人だけでしたし、この数人というのも、みな私の友人でした。大学や兵役時代の友人です。
ところが、少しずつ人数は増え、毎日、新しく1人がこのグループに加わるようになりました。友人らが自分の姉妹や結婚相手をこのグループのメンバーに加えているのを見て、私もゴルナーズをこのグループのメンバーに加えました。しかし、それが間違いだったのです。
つづく
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( 翻訳者:IH )
( 記事ID:39345 )