エジプト:スィースィー大統領、ギリシア訪問から帰国
2015年12月11日付 al-Hayat 紙


■エジプト:スィースィー大統領、「分裂と混乱へと地域を駆り立てる」企てを警戒

2015年12月11日『ハヤート』

【カイロ:アフマド・ムスタファ―】

エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領は、「地域を分裂と混乱へと駆り立て、人々の共生の基盤と原則を脅かすこと」を狙う企てに警戒を示した。そして国際社会に対して、「テロとの闘い及び資金や武器の調達源の枯渇に向けた包括的なアプローチの採択を新たに呼びかけた。

同大統領は昨日、アテネ訪問の最後に、「国家とその機関の本質を守り、治安と安定を実現するための適切な環境を提供することで、この地域の国々が直面している数々の危機の芯を取り除く」必要性を強調した。同大統領は治安・経済両件での協力について話し合った3日間に渡るギリシャ訪問を終え、昨日カイロに戻った。

大統領府の声明によると、スィースィー大統領はアテネ出発の前にギリシャ議会を訪れ、議員や議会に加わっている政党の代表者の同席の下、ニコス・ヴォウティス議長と会談した。声明は、この会談で「中東および東地中海地域における最新情勢について話し合われ、対テロにおける国際社会の連携の重要性と、この地域、とりわけシリアやリビアにおける危機に対する政治的解決の実現に関して、二国間で意見が一致した」と明らかにした。

さらに声明は、両国が、「テロの惨劇に悩まされる国家の存続維持と国家機関への支援、また社会・経済的成長の実現に向けた治安と安定の強化を期待する国民の将来性を維持する重要性に言及した」と指摘した。

(後略)

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( 翻訳者:石川みのり )
( 記事ID:39361 )