エジプト:既婚女性の売春斡旋サイト摘発
2015年12月11日付 al-Quds al-Arabi 紙

■エジプト:インターネットを利用した既婚女性の合法的「売春」

【カイロ:本紙】

エジプトの道徳活動局は、裕福な男性に女性を提供しているオンライン売春サイトの摘発を実行した。女性は一時間につき2,000エジプト・ポンドの報酬で、不道徳な取引を「非公式婚」、「ミシャー(旅人)婚」または「一時婚」という形で行っていた。合意と条件の調整はオンラインで行い、カイロのムハンディスィーン地区にある「アラブ連盟通り」で客と会っていた。

道徳調査員はSNSの監視を通して同サイトを発見、摘発した。同サイトは「結婚の喜び」という名を掲げて女性たちを募集し、同時に若く美しい女性たちとの性交渉を望む男性たちとの合意を行っていた。しかし、関係が終了すると婚姻書は破り捨てられ、つかの間の結婚は終わる。

同サイトを運営していたのは二人の女性で、一人は「インジー」こと38歳の専業主婦、そしてもう一人は「ジージー」と呼ばれる同じく22歳の専業主婦である。彼女は以前にも不道徳な活動の経験がある。

道徳調査員の代表アムジャド・シャーフィイー氏は、二人のネット上の活動を追跡し、女性たちと顧客との間の会話および合意の追跡を行った。そしてムハンディスィーン通りのカフェで録音を行った後に彼女たちを逮捕した。彼女たちは、ネット上での活動、不道徳行為の宣伝と女性の勧誘、一時婚及びミシャー婚への便宜付与、そして一時間につき2,000エジプト・ポンドの報酬で禁止されている一時婚を実行したことなどを認めた後、検察に移送された。

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( 翻訳者:川口慈 )
( 記事ID:39362 )