エジプト:キプロス大統領がエジプトとの関係強化に言及
2015年12月11日付 Al-Ahram 紙
■エジプト:3カ国首脳会談の後、キプロス大統領がアハラーム紙編集長のインタビューに応じる「エジプトはテロに対する強固な要塞、我々はエジプトとヨーロッパの関係をサポートしていく」
【アテネ:ムハンマド・アブドゥルハーディー・アラーム】
エジプトのスィースィー大統領は、イスラーム協力機構におけるキプロスの否定的な姿勢を変えることに成功した。キプロス共和国のニコス・アナスタシアディス大統領は、一昨日にギリシャの首都アテネで開催されたエジプト・ギリシャ・キプロスの3カ国首脳会談について、大変な成功を収めたと強調した。
同大統領は、アテネで行われたアハラーム紙のムハンマド・アブドゥルハーディー・アラーム編集長とのインタビューの中で、首脳会談は3カ国の関係機関の協力に向けた深化と強化を確認し、これは地域協力構築のモデルとなるだろうと述べた。そして、キプロスとギリシャがエジプト支援を継続し、エジプト政府とEUの関係強化を働きかけていくと強調した。
アナスタシアディス大統領は、自らがスィースィー大統領の選出後に初めてエジプトを訪れたEU加盟国の指導者であることを指摘し、これは地中海地域の安全と安定の実現においてエジプトが高い重要性を持つためだとした。また同大統領彼は、地中海での「ザハル」ガス田の発見を喜ばしいニュースだと述べ、エジプトとキプロスが、エネルギー及びガス分野で、同分野の事業会社とともに協力を強化していくとした。
テロとの戦いについて、同大統領は、ダーイシュやその他テロ集団に対抗するため、国際社会による集団行動の必要性を強調した。また、難民への経済支援だけではこうした問題を解決するには十分でなく、発展と安定に向けた計画を通じて、これらの難民が母国で生活できる環境をつくることが必要だとした。
(後略)
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( 翻訳者:榎本飛鳥 )
( 記事ID:39363 )