マンスール大統領に従う兵員たち(AFP)
■イエメン:アラブ連合軍、反政府勢力から島を回復
【ジャーザーン:ヤフヤー・ハルダリー;ムカッラー:アブドゥルラフマン・ビン・アティーヤ;サナア、アデン:本紙】
アラブ連合軍の司令部は昨日(10日)、紅海に浮かぶハニーシュ・クブラー島の支配権をアリー・サーリフ元イエメン大統領率いる勢力から回復したと発表した。アラブ連合軍の支援のもと、海軍と空軍による上陸作戦・侵略作戦を含む、人民抵抗勢力の「本質的作戦」が実行された。ハニーシュ・クブラー島は紅海-アデン湾間のバーブ・ル・マンディブ海峡の入り口に位置する群島の一部である。
軍情報筋が述べたところよると、フースィー派と同盟を結ぶ親アリー・サーリフ勢力の戦闘員約400名が、65平方キロメートルの面積をもつこの島を支配していた。サウジアラビアの「アル=イフバーリーヤ」チャンネルが放送した一シーンでは、損壊したモスクや、戦闘員たちが放棄した武器や弾薬を回収する兵士たちの姿が見られた。
アデンでは、アブドゥラッブフ・マンスール・ハーディー大統領が軍指導部の会議を召集した。政府情報筋によると、会議では政治・現場レベルの状況や、和平努力にかんする事柄が議論された。ハーディー大統領は会議参加者たちに「国の安全を待ち伏せする陰謀や挑戦と向き合うための覚醒」を求めた。
この会議の直前、イエメン南部の分離を要求する「南部抵抗勢力」の傘下にあるとみられる兵士たちが、アデン中心部にチェックポイントを設置し、北部地域から訪れた約400名の国民を監禁、また様々な職業の行商が行われるクライタル行政区の中心部への立ち入りを禁止していた。
(後略)
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( 翻訳者:法化図祐典 )
( 記事ID:39364 )