シリア:空爆犠牲者の中には生徒も
2015年12月14日付 al-Hayat 紙
昨日のドゥーマー集中爆撃の様子(Douma Local Committee)
昨日のドゥーマー集中爆撃の様子(Douma Local Committee)

■グータ地域への空爆、数十人の犠牲者の中には生徒も

【ロンドン、リヤド:本紙】

ダマスカス県郊外の東グータと西グータ地方が、複数の情報によればロシア戦闘機が関与した可能性のある激しい空爆に晒された。なかでもイスラーム軍が拠点とするドゥーマー市への空爆は、学校生徒を含めた民間人数十人の死傷者を出した。同時にロシアは、来月初めに予定されているジュネーブ交渉でアサド政権側の代表者らと対面する交渉使節団に、イスラーム軍とシャーム解放師団の代表者が加わることを強く拒否した。

明日のウラジミール・プーチン大統領と米国のジョン・ケリー国務長官の会談では、反体制派使節団の構成とテロ組織のリストが主な議題に含まれると予想される。またこれに先立ち、今日パリでは、シリア・フレンズ会合「中軸国」の外相らが集まった。

シリア人権監視団は昨日、東グータ地方のドゥーマーとサバカ市への、政権軍による地対地ミサイルでの爆撃で、子供2人を含む民間人28人以上が死亡、また数十人が負傷したと発表した。内1回の空爆は、生徒たちが政権軍の爆撃と包囲に反対する看板を掲げてデモを行った後、ドゥーマーの学校周辺を狙ったものだった。

同様に、戦闘機は東グータのハムーリーヤ、ジスリーン、カフルバトナー村の諸地域に対して一層の空爆を実施し、東グータと西グータへの集中爆撃が行われる中、死傷者が発生した。これらの爆撃が政権軍によるものかロシア軍機によるものかはまだ確認されていない。

(後略)

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( 翻訳者:青木優奈 )
( 記事ID:39383 )