ケルマーン州の学校、H1N1型インフルエンザの流行により休校
2015年12月07日付 Hamshahri 紙
ケルマーン州のアリーレザー・ラズムホセイニー知事は、インフルエンザ流行による注意報発令について触れ、「ケルマーン州のすべての教育課程の学校と保育園は、12月8日(火曜)と9日(水曜)(イラン暦アーザル月17、18日)を休校とする」と述べた。
IRNA(イラン国営通信)の報道によると、ラズムホセイニー知事は、月曜日に行われたケルマーン州危機管理本部の臨時会議において、H1N1型ウイルスの予防と対策を議題として、次のようにコメントした。「来週の日曜日[訳注:金曜日が週末のため13日を指す]が山場となる。」
12月10日木曜日(アーザル月19日)つまりイスラーム暦サファル月28日[預言者ムハンマドとシーア派第二代イマームの命日]と、12日土曜日(アーザル月21日)同サファル月30日[第八代イマームの命日]は公休日である。
ケルマーン州知事は、「休校は、ケルマーン州全土でインフルエンザを予防するために2日間実施する」と述べた。
彼は、「単に危機が発生したときだけでなく、しばしば起こりそうな危機や問題を予防するために危機管理本部を設置する」と伝えた。
知事は、「危機管理本部の設置は、危機発生時ばかりでなく、予想される危機を防止するためにも設置される」と述べた。
ラズムホセイニー知事はまた、「この病気の流行の予兆を認めた時から、危機管理本部は週に一度会議を開き、病気の予防、治療方策を練ってきた」と述べた。
彼は、ケルマーン州のインフルエンザの増加が一般的なものであるとした上で、以下のように述べた。「もし我々に透明性があるのなら、透明性のある情報伝達を責任とするメディアは、実務においてその義務を果たし、必要な情報を社会に伝えるだろう。」
ケルマーン州知事は、「我々は、意図的に数字を誤魔化そうなどと考えていない。この件に関して、この病気について啓発活動と広報、事実の公表を重視している」と強調した。
また彼は、「メディアは現状において、慎重にニュース記事を社会に伝達しなければならない。また啓発活動と予防の分野についてもその基本的な義務として行うべきである。」と述べた。
ラズムホセイニー知事は、「社会の精神的な問題については、人々に正確に情報を伝える度合に応じて、社会におけるより多くの精神的安寧が獲得される」と続けた。
彼は言った。「ケルマーン州における注意報の発令は、注意喚起を図るものである。現在までに28人がこの病気にかかり亡くなられている。」
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:MT )
( 記事ID:39385 )