エジプト:サウジと「イスラーム連合」設立について協議
2015年12月16日付 al-Hayat 紙
スィースィー大統領とサルマーン氏、昨日のカイロ(Presidential Palace, Egypt)
スィースィー大統領とサルマーン氏、昨日のカイロ(Presidential Palace, Egypt)

■スィースィー氏とムハンマド・ビン・サルマーン氏が「イスラーム連合」について協議

【カイロ:本紙】

アブドゥルファッターフ・スィースィーエジプト大統領は昨日、サウジアラビアの第2副首相兼防衛大臣のムハンマド・ビン・サルマーン副皇太子とカイロで会談し、サウジアラビアが設立を表明したエジプトなど34か国を含む、テロとの戦いのためのイスラーム連合について協議した。

同大統領報道官のアラー・ユースフ氏は会見で、「テロや過激思想との戦いのための国際努力を強化することを目的としたイスラーム連合についての協議がなされた。この強化のためには、テロに対峙する国際要求に基づいた共同の調整や情報・調査結果の交換が行われる」と述べた。また「地域情勢の進捗、特にシリア、イエメン、リビアにおける進捗」についても協議がなされ、「流血の停止の重要性と、この危機的事態をできるだけ早く解決するための行動について見解が一致した」とした。

同大統領は、「この部隊はいかなる当事者に敵対するためのものではなく、直面する課題の中で、団結、結集し、それぞれの国の利益の保全するためのアラブの能力を映し出す明確なメッセージを携えている」ことを指摘しつつ、「この目的を達成し、アラブ諸国の安寧を維持するためのアラブ共同部隊の重要性」を強調した。

(後略)

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( 翻訳者:長谷川智美 )
( 記事ID:39400 )