チュニジア:「危険な」テロリストメンバーを逮捕
2015年12月17日付 al-Hayat 紙
チュニジア治安部隊
チュニジア治安部隊

■チュニジア、「危険」なテロリストメンバーを逮捕

【チュニス:ムハンマド・ヤースィーン・ジャラースィー】

チュニジア内務省は昨日(16日)、「危険なテロリストメンバー」を逮捕、同人物をテロ事案7件に関わったと発表した。同省は声明の中で、「治安部隊は特殊で正確な諜報活動の末、危険なテロリストメンバーを逮捕することに成功した。本作戦は、(※テロリズムの)温床の発見に向けた特殊な情報網、加えてカスリーンの山に潜伏しているテロリストメンバーを対象にした兵站面での支援提供の枠内で行われた」と述べた。

同様に、警察部隊と憲兵が300以上の疑わしい場所への襲撃作戦を行い、それによってテロ組織の一員の疑いのある21人の構成員を逮捕した。

今回の逮捕は、チュニジア当局が実施した広範囲の治安キャンペーンの下で行われ、その結果およそ200人のテロ容疑者が逮捕、自動小銃や自爆ベルトが押収された。チュニジア内務省は今年中にすでに100個の「テロリスト細胞」を解体させたと発表した。

先月には、チュニジア首都の中心部にあるムハンマド5世通りで、大統領警護隊バスを巻き込む自爆攻撃が発生し、それは「ダーイシュ」による犯行とされている。同事件は、チュニジア史上最悪の武力攻撃の1つであり、12人が死亡し、チュニジア当局は非常事態宣言を発表した。

(後略)

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( 翻訳者:長沼希実 )
( 記事ID:39420 )