アンバール東で昨日政府軍が制圧した建物(AFP)
■アメリカが数日中に「ラマーディー」解放を計画
【バグダード:本紙】
政治、軍事、部族の情報筋から本紙が入手した一致情報によると、ラマーディー解放計画がまとまり、米軍による地元部族及び警察の志願部隊の武装を終えた後、年内には同計画が実行される。志願部隊の任務は、先月中頃のスィンジャール解放の最中に行われたものと全く同様、領土の掌握である。
アンバール(ラマーディーとファッルージャ)の解放作戦に「人民動員部隊(PMU)」は参加せず、ラマーディーの領土掌握には部族志願兵に加えて、国軍部隊、連邦警察及び対テロ精鋭部隊が任命された。
また同情報−−−−彼らの一部はこの部隊会合に精通している−−−−が強調したところによれば、アシュトン・カーター米国国防長官とアンバールの政治家との最終的な協定については発表されなかったが、米軍部隊は「ダーイシュ」や即席爆弾、また爆弾を仕掛けられた住居からの防衛を主たる目的に、陸上での爆破攻撃を進める予定である。これは「ペシュメルガ」の介入前に、スィンジャールでの破壊と同様、インフラに甚大な損失を与える可能性がある。
スィンジャール作戦との唯一の違いは、ラマーディーでは約5万の民間人が、避難のために準備された経路を通って同地を脱出できなかったこと、特に「ダーイシュ」の武装兵が住民の避難を禁止する厳しい命令を出したことである。
イラク軍は昨日、解放作戦が近々行われることを示す中で、住民に対し72時間以内の退去を促す、今月4度目となる避難勧告を出していた。
(後略)
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( 翻訳者:中村優斗 )
( 記事ID:39448 )