チュニジア:テロ細胞の拘束と内閣改造に向けた動き
2015年12月22日付 al-Hayat 紙

■少女を紛争地域へ送る「タクフィール組織の細胞」を拘束

【チュニス:ムハンマド・ヤースィーン・ジャラースィー】

チュニジア当局は、テロリストと結婚させるために少女を紛争地域へ送り出している組織細胞を解体した。一方、チュニジアのハビーブ・スィード首相は内閣改造に向けた政治的協議を始めた。同首相は先週末、内閣改造について議論するため、イスラーム主義政党「ナフダ運動」のラーシド・ガンヌーシー党首と面会した。そこで同党首は、内閣改造と次期内閣の構成に関する彼の見解を示した。

ナフダ元党首のアブドゥッラティーフ・マッキー元大臣が述べたところによると、同党はスィード首相に対して新内閣の大臣候補者名のリストを提出し、内閣が彼を誤った選択だとして(※大臣に任命しないとの)意見で一致することを拒否したと明らかにした。議会及び与党連合で占める比率は2番目であるにもかかわらず、大臣1人と国務大臣3人を輩出したように、次期政府ではイスラーム主義者(ナフダ)の参加拡大が予想されている。

与党「ニダー・チュニス」の幹部者らは以前、スィード首相に対して、議会及び政府の政策面での安定的な継続を保証するため、ナフダをより政府に参加させる必要性を指摘していた。また、分裂の危機に直面しているニダー・チュニスの86議席(全217議席)に対し、ナフダは69議席を占めている。

ニダー・チュニスの議員数十名は、同党幹事長を辞任したムフスィン・マルズーク議員が、最終的に党からの脱退を発表したことに合わせ、新たな派閥の設立を目指している。また、親マルズーク派の議員21名も、議会における第1ブロックから最終的に離脱した。

(後略)

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( 翻訳者:明石華乃 )
( 記事ID:39451 )