イラン:対サウジアラビア関係の改善に意欲
2015年12月27日付 al-Hayat 紙


■イランは対サウジアラビア関係の変化を望んでいる!

【テヘラン:ムハンマド・サーリフ・サドゥキヤーン】

サウジアラビアとの関係改善をイラン政府が国民に告げようとする中で、イラン外務省のジャービル・アンサーリー報道官は声明を通して、「イランとサウジアラビアを取り巻く地域情勢に鑑み、二国間関係において重要なのは、緊急の案件や様々な問題について相互に取り組み、地域問題を共通のアジェンダに乗せることだ」と述べた。さらに同報道官は、「イランの確固たる政策は、すべての隣国との関係と積極的な協力を進めるもので、サウジアラビア側に同様の意志があれば、地域および二国間の両面で関係が改善する望みがある」と加えた。

概してイランはアラブ、特にサウジアラビアに対する敵対行為を加速させたが、アンサーリー報道官は昨日の国営通信での声明では、「隣国間の建設的な協力は確固たるイランの政策であり、サウジアラビア側に同様の意思があれば、二国間関係は変化する可能性がある!」と述べた。

さらに同報道官は、「新しい駐イラン・サウジアラビア大使の任命は通常の措置であり、すでに関係機関はこれに同意した」と加え、さらに以下のように指摘した。「大使の着任が注目されているように、イラン・サウジアラビア間の外交関係は断絶していない。この措置は国家間では通常のことで、サウジアラビアが前大使を召喚し、大使館が臨時代理大使によって運営されたのは、この(たかだか)1年半のことである」。

(後略)

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( 翻訳者:柴田まり菜 )
( 記事ID:39492 )