イラク:ラマーディー制圧後の政府軍の次なる狙い
2015年12月30日付 al-Hayat 紙
昨日、バグダードにあるラマーディからの避難民キャンプで(AFP)
昨日、バグダードにあるラマーディからの避難民キャンプで(AFP)

■イラク軍のラマーディーに続く目標はファッルージャ

【バグダード:本紙】

信頼できるイラク軍情報筋が本紙に語ったところでは、ラマーディー(解放)の後は、アンバール県の解放発表、またイラクにおけるダーイシュ殲滅に向けた大戦争になるモースルでのダーイシュ攻撃への移行に先立って、ファッルージャとカーイム(シリア国境付近)での戦いが次なる挑戦となる。

同情報筋は、イラク部隊によるラマーディー制圧を、長きにわたる戦いの始まりと見なし、戦闘中で未解決の一部東部地域では苦戦を強いられている。たとえば、ダーイシュが2014年1月以来制圧するスタジアム周辺がそれに該当する。

また同情報筋は、特殊部隊「黄金連隊」や多くの兵士団、さらにアメリカに訓練された部族隊に代表されるイラク部隊が「ラマーディーの主要区域、すべての政府施設、また市内南部及び西部の軍基地を制圧することに成功したが、まだ同部隊が(制圧を)果たしていない地域もある」と明らかにした。

さらに同情報筋は、以下のとおり指摘した。「ラマーディーの完全解放は、同市周辺、とりわけ、ジャジーラ・ハーリディーヤ地区を挟んでファッルージャとつながる東部地域、さらには、ダーイシュが撤退したとの情報もあるが、市内の一部地域の掃討にかかっている」。

(後略)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:廣瀬奈美 )
( 記事ID:39507 )