シリア:ロシアによる体制支援の空爆続く
2016年01月03日付 al-Hayat 紙
昨日のダルアー、背後にムアダミーヤ・アッシャームが見える(Douma Local Council)
昨日のダルアー、背後にムアダミーヤ・アッシャームが見える(Douma Local Council)

■ロシア、ダルアーにおいて体制支援の空爆…ムアダミーヤ・アッシャーム侵攻の懸念

【ロンドン:本紙】

昨日(2日)、ダマスカスとヨルダンの間にある都市アッシャイフ・マスキーンにおける体制軍とその支持勢力の支配を支援するため、ロシアがダルアー近郊において空爆を開始したと伝えられた。同時に、トルコの国境近くにあるアレッポ近郊では、ロシアが反体制派と戦うクルド・アラブ連合軍の援護空爆を行った。

また、ダマスカスの北西にあるザバダーニー近くのマダーヤーでは、体制軍とその支援勢力による包囲の結果、死者が生じたと報じられた。一方で、首都の南西に位置するムアダミーヤ・アッシャームへの体制軍侵攻に対する警告も伝えられた。

「イスラーム軍」は以下のように発表した。「戦闘員たちが別の勢力と協力して、昨日ダルアーの町の建物を制圧した。またこれに先立ってマンシーヤ地区で体制軍と激しい交戦があり、体制軍のメンバーが多数死傷した。」「反体制派の戦闘員たちはマンシーヤ地区において体制軍の攻撃を阻止し、彼らが本部を置く建物の一つを爆破した。その後、通信塔の近くの建物を占拠した。また、イスラーム軍とブンヤーン・マルスース勢力の戦闘員たちが建物に押し入り、仕掛けた爆弾を爆発させ、粉々に破壊した後、作戦は完了した。」

「イスラーム軍」は以下のように指摘した。「ダルアーでの作戦は別の部隊と協力して行われ、同市の支配を完全に広げることをめざした。また、ヒズブッラーの民兵と体制軍を同市にある彼らの拠点から追い出した」。

(後略)

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( 翻訳者:戸澤瑛子 )
( 記事ID:39545 )