エジプト:スィースィー大統領、中国国家主席との会談に向けて動き
2016年01月04日付 al-Hayat 紙
スィースィー大統領
スィースィー大統領

■スィースィー大統領が連合軍について再提起、エジプトと湾岸の連携を強調

【カイロ:アフマド・ムスタファー】

エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領は昨日、「エジプトの国家安全保障とアラビア湾岸地域の安全保障との間の強固な関係」を強調した。そして、昨年3月に「アラブ国家の安全保障とあらゆる危険の防止強化」を目指してアラブ連盟が決定したアラブ連合軍設立について再提起するのに先立ち、「アラブの統一を求める共通の要請」があるとの警告を発した。

この発言は、今月の習近平中国国家主席によるエジプト訪問を控える中でなされた。この訪問は経済問題に重点を置くもので、エジプト政府は習国家主席による初めての自国訪問を最大限利用するための準備をした。シャリーフ・イスマーイール首相は多くの閣僚を招集し、スエズ運河経済区域機構会長の出席のもと、問題の具体化と、今般の訪問で着手予定の、これまで度々延期された協力案に取り組んだ。

同首相は会合において、「各種課題と訪問中に署名される二国間合意が、包括的で多様な特徴を持つことの必要性」を指摘しつつ、エジプト側が今般の訪問を、「エジプト・中国間の協力を、二国間関係の深化に沿って広範に推し進める」ものとすることが重要だと強調した。

(後略)

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( 翻訳者:長谷川智美 )
( 記事ID:39553 )